居合い修行の意味

居合道とは、江戸時代中期に完成された剣の技を、少しも改変することなく、私見を加えることなく、現代に伝えられている武道です。従って、歴史的遺産としても日本の文化的遺産としても、貴重な価値を有するものです。一流の武士の集中力、回りの状況を把握した分析力、決断力を学ぶことは、現代社会を生き抜くための力になります。我々が属しているのは昭和29年に設立された「全日本居合連盟」という組織で、江戸時代中期にその技法が完成された10ほどの居合流派が集まって作られました。日本で最初に設立された居合専門団体で、日本最大の居合道専門団体です。流派別に見た場合、人数的には我々の修行している「無双直伝英信流」が最大ですが、柳生新陰流、無外流、北辰一刀流、神道無念流、神伝流、伯耆流、水鴎流など、どの流派もそれぞれすばらしい技と業を所有しておられますし、「居合い」という日本の「歴史遺産」「文化遺産」を正しく継承し後世に伝えるため、我々の無双直伝英信流と同じように日々努力しておられます。

御嵩居合同好会は?

20年ほど前に「松原弘宗先生」が可児の地で初めて居合道を教え始められました。松原先生は、無形文化財に指定された21代宗家福井虎雄聖山先生の直門生です。この21代宗家の許しを得て、この地にて、「迷い」「弱気」「慢心」「不誠実」を切り捨て「心の平安」を求める道として始められたものです。第2代館長になった須田正明が御嵩に本拠を移して、御嵩町居合道同好会として、御嵩公民館で引き続き居合指導を継承して、現在に至っています。稽古は週に一回(日曜日)ですが、揺るぎない自己を確立するという故松原先生の掲げられた目的を各々が達成すべく、真剣に稽古に励んでいます。

  • 問い合わせ
  • 505-0121 岐阜県可児郡御嵩町中893-15  須田 正明
  • 電話 0575-67-1594 携帯電話090-4866-9281 

会員・組織

顧問 柴田修司 8段   指導 須田正明 8段   師範代 松田雅治 6段   師範代 帆山真人 8段   

会員 水野信一 6段   渡辺仁美 6段   平井隆守 5段   春見きよみ 3段   仲根すずな 2段

   荒尾凌太 4段   吉田菜々華 級位

大会実績   柴田修司(昭和60・61年連盟全国大会6段4位)

       須田正明(令和1年連盟全国大会7段優勝)

       帆山真人(令和5年連盟中部大会6段優勝)

       松田雅治(令和5年連盟愛知大会6段3位)

       仲根すずな(令和5年連盟愛知大会初段5位)

       平井隆守(令和5年連盟愛知大会5段3位)